2013年9月4日水曜日

この日の学校in佐渡




観光情報マップ
『この日の学校 in 佐渡』
甲野先生、森田先生、光岡先生と行く聖地・佐渡の旅
〜身体で考える学問とは⁉ 人が何かを学ぶ上での身体性〜
数学、武術、仏教、伝統芸能から見る学び問うことの意味。学び問うことへのプレリュード


「2013年10月5日(土)、6日(日) 新潟県佐渡島において開講される連続講座のご案内」
聖地・佐渡でのスペシャルイベント『この日の学校in佐渡』では、講師の独立研究者森田真生先生、武術家の甲野善紀先生、光岡英稔先生と、聖地・佐渡で数学・武術・薪能・仏教・佐渡巡りなどを堪能することができます!
この機会に是非とも一泊二日、あるいは二泊三日の旅にて先生方と一緒の時間を過ごしませんか!
楽しく学び、楽しく稽古し、楽しく古の日本を訪ねましょう。また、合間合間の時間に先生方に聞いてみたいことなどをこの機会に是非お尋ねください!


ーーーーーーー講座紹介ーーーーーーー
   
講座1   光岡英稔 韓氏意拳初級講習会
講座2   甲野善紀 武術・身体技法稽古会
講座3           先生方と一緒に観る「佐渡の薪能」
講座4           先生方と行く「朱鷺と佐渡寺巡り」
講座5   森田真生  『数学と「不死の信念」』
講座6   「この日の学校」 in 佐渡 (講師陣による鼎談) 


ーーーーーー講座スケジュール 《 日程表 》ーーーーーーーーー

■10月5日(土)
①午前の部  9:00〜11:30(両津総合体育館・武道場)
〈講座1〉「韓氏意拳体験講習会 in 佐渡」(定員20人)
                  〜佐渡の地で体感する韓氏意拳の妙技〜  
                  講師:光岡英稔先生 参加費:6500円

【昼    食】 12:00〜(注文受け付けます)

②午後の部  14:30〜17:00(トキ交流会館・大ホール)
〈講座2〉「武術・身体技法稽古会」(定員60人)
                    甲野善紀先生と光岡英稔先生による武術を学ぶことの意味。
                  〜武の世界における伝統と身体性を見直す〜
                  講師:甲野先生と光岡先生の話から入る合同稽古形式講習会
                  参加費:5000円(講座6と同時受講は1000円引き)

【入浴/夕食】17:00〜19:00(入浴:潟上温泉&各部屋)/(夕食:注文受け付けます)

③夜の部  19:00〜20:30(椎崎諏訪神社能舞台)
〈講座3〉「甲野先生、森田先生、光岡先生と一緒に観る佐渡の薪能『巴』」
                  〜古き日本人の身体性と世界観を考える〜
                  参加費:2000円(マイクロバス送迎・薪能運営協力費)

10月6日(日)
【朝    食】  8:00〜9:00(注文受け付けます)

④午前の部   9:15〜11:30(マイクロバスで巡る)
〈講座4〉 「森田先生、甲野先生、光岡先生と行く朱鷺と佐渡寺巡り」
                   〜佐渡八十八ケ所霊場の自然と朱鷺を間近に観る〜
                   参加費:2000円(マイクロバス送迎・トキ協力費)

【昼     食】  12:00〜13:00(注文受け付けます。)

⑤午後一部   13:30〜15:00(トキ交流会館・会議室)
〈講座5〉『数学と「不死の信念」』(定員60人)
                 〜岡潔の「仏教と科学」より、『数学に“不死の信念”〜重要な仏教からの知識』人物とその思想を手がかりに〜
                 講師:森田真生先生、参加費:5000円(講座4と同時受講は1000円引)

⑥午後二部   15:15〜16:45(トキ交流会館・大ホール)
〈講座6〉「この日の学校 in 佐渡」(定員60人)
      テーマ『〜身体で考える学問とは⁉ 人が何かを学ぶ上での身体性〜』
                  数学、武術、仏教、伝統芸能から見る学び問うことの意味。
                  学び問うことへのプレリュード。
                  講 師:甲野善紀✖森田真生✖光岡英稔   参加費:6000円

【懇親会】18:30〜20:30(定員30人程度) 
                  参加費:4000円程度

※一部の講座のみの参加もできます。その場合は会場にて参加費をお支払い下さい。


ーーーーーーーー参加費ーーーーーーーーー

■複数クラス連続参加の場合(特定講座連続参加の値引き額にかかわらず)
 ①〜⑥ 全受講の場合 ⇒ 合計20000円(講座①の受講時に一括支払)
 ④〜⑥ 全受講の場合 ⇒ 合計10000円(④の佐渡寺院巡り時に一括支払)
 高校・中学・小学生同伴の場合、学生は半額に致します。

■一部のクラスのみご参加の場合
各講座会場にて参加費をお支払い下さい。


ーーーーーーーー宿泊ーーーーーーーーー

宿泊費は別途となります。あらかじめご予約ください。

    トキ交流会館、宿泊料金(お一人様の料金)
    一    般       1泊目¥3150   2泊目¥2650   3泊目以上¥2150
    学    生       1泊目¥2650   2泊目¥2150   3泊目以上¥1650
    小中学生    1泊目¥2150   2泊目¥1650   3泊目以上¥1150
    幼    児       1泊目  ¥550   2泊目  ¥550   3泊目以上  ¥550
    (例:大人4日〜6日の三泊四日。学生5日の一泊二日)

※宿泊費に食事・懇親会費は含まれません。予約注文受付けています。(自炊やコンビニも可)
        食費:朝食  800円程度。昼食  1000円程度。夕食 1500円程度
               (食費は現在交渉中です。上記は目安とお考えください。)
        懇親会:大人  4000円程度。高校生以下 3000円。乳児幼児 無料。

※ユニットバス・トイレは各部屋にありますが、アメニティーグッズは各人でご用意ください。(徒歩3分、潟上温泉¥500、さぎの湯¥350も有ります。)


ーーーーーーーー留意点ーーーーーーーーー

※1、全講座とも、どなたでもご参加頂けます。
         武道・武術の未経験者、運動や数学の苦手な方も歓迎します!
※2、申し込みフォームを通じて事前のお申し込みをお願いします。
※3、講座は、定員に達するまで受け付けます。お申し込み後2〜3日の間に返信が無い時は、大変申し訳ございませんが、再度お申し込みください。
※4、懇親会は、9月28日(土)までのお申し込み分で、受付を締め切りますので、ご注意ください。


ーーーーーーーー主会場ーーーーーーーーー

トキ交流会館
               TEL0259ー24ー6040  FAX 0259ー24ー6041


ーーーーーーー佐渡への交通手段ーーーーーーー

10月5日、午前 新潟から佐渡へ移動。
※ジェットフォイル  06:5508:0007:5509:00 、10:0011:05
※佐渡汽船カーフェリー  06:0008:3009:2511:55
※両津港より6.2km。路線バスご利用時は、両津港より南線(新穂経由佐和田行き)バス停天王下(てんのうした)下車。徒歩10分。
※タクシーご利用時は、「トキ交流会館」または「潟上温泉」とご指定下さい。

10月6日、佐渡から新潟までの最終便
※カーフェリー  19:3022:00(翌日は、5:308:009:1511:45
※ジェットフォイル  17:3518:40(翌日7:208:258:309:35

▶▶▶佐渡汽船


ーーーーーーー講師紹介 ーーーーーーーー

甲野善紀(こうの よしのり)1949年東京生まれ。武術研究者。古伝の武術を探求しながら従来のスポーツ運動論の枠にはまらない独自の身体運用法を展開している。その研究は各種スポーツ、楽器演奏、舞踏、演劇、さらには介護医療といった異分野でも取り入れられ、今まで、野球、バスケットボール、卓球などでその成果が知られていたが、最近は、日本を代表する大相撲の力士などが関心を寄せるようになってきている。全国各地から招聘を受け、講演会やワークショップを開き、各種アスリート、介護士、楽器演奏家をはじめ、関心を持つすべての人々に広く学ぶ場を提供している。さらに2009年秋から数学者の森田真生氏と『この日の学校』を立ち上げ、各地で受験や資格を取るためではない学問そのものと向き合う講座を開いている。
〈著書〉田中聡との共著『身体から革命を起こす』(新潮社)、養老孟司との共著『自分の頭と身体で考える』(PHP研究所)、井上雄彦との共著『武術への招待』(宝島社)、内田樹との共著『身体を通して時代を読む』(バジリコ)、名越康文との共著『薄氷の踏み方』、茂木健一郎との共著『響きあう脳と身体』など多数。
〈テレビ出演〉NHK総合「課外授業・ようこそ先輩」、NHK教育「人間講座・古の武術に学ぶ」、テレビ朝日「徹子の部屋」、日本テレビ「世界一受けたい授業」、記録映画『甲野善紀身体操作術』(アップリンク)松聲館ウェブサイト:http://www.shouseikan.com/



森田真生(もりた まさお)
1985年東京生まれ。独立研究者。東京大学理学部数学科を卒業後、独立。現在は京都に拠点を構え、在野で研究活動を続ける傍ら、全国各地で「数学の演奏会」を開催している。
ウェブサイト:http://choreographlife.jp/














光岡英稔(みつおか ひでとし)

日本韓氏意拳学会会長。岡山県生まれ。6歳からアメリカ合衆国北カリフォルニアの山中で過ごし、10歳の時に日本に帰国する。帰国後、柔道、古流柔術、合気柔術、中国武術、気功などさまざまな武道、武術を学び、19歳の頃、武術指導のためにハワイへ渡る。1999年再び帰国し、日本での指導を開始する。2003年2月に中国にて、王郷齋先師の高弟であった韓星橋先師と、四男の韓競辰導師に出会い、両師に才能と実力を認められ、同年8月に正式に拝師する。現在、日本における韓氏意拳に関わる指導・会運営を任されている。
 また2012年から『文化の実践としての武の探究』を深めんが為に国際武学研究会(I.M.S.R.I.International martial studies research institute)を発足し、伝統武具の用い方などの研究を進めている。
<著書>2012年12月、思想家で合気道家の内田樹氏との共著、「荒天の武学」を集英社より上梓。その他、甲野善紀氏との共著「武学探求」及び「武学探求巻之2」がある。
韓氏意拳公式ウェブサイト:http://www.hsyq-j.com/


▶▶▶参加申し込み


開催
ーこの日の学校in佐渡実行委員会

協力
ー真楽寺
ー剣体研究会


2013年9月3日火曜日

「この日の学校」とは?

『この日の学校』とは?
 武術研究者 甲野善紀先生と気鋭の若手独立研究者である森田真生先生が、武術や身体、数学を通じて学び方と生き方等について対談する場で,これまで全国各地で開催され大好評を博しています。

<< 『「この日の学校」に込められた思い』  森田真生  > >
  学校(school)ということばは古代ギリシア語のスコレー(schole) ということばを起源にもつ。スコレーとは、古代ギリシアや古代ローマの市民が、音楽や芝居、議論を楽しんだり、スポーツを嗜んだりした暇な時間、あるいはその暇つぶしをした場所そのものを意味する。このスコレーということばは、現在の「学校」ということばが持つ語感よりも、はるかに本来の学問のあるべき姿と近しい関係にあることばではないだろうか。

 何か与えられたカリキュラムがあって、一方的に先生から与えられた知識を吸収していくというのではなく、主体的に集まった人々が、それぞれの関心にしたがって何かを調べたり、何かを楽しんだりする。そこには決められた課題も、与えられた研究目標もなく、それぞれがそれぞれの「そのときの課題」を発見し、それを追求していく。スコレーということばが喚起する、そうした「学び」の光景に惹かれて、僕はあえて「学校」という表現を採用することに拘った。

 関心の芽生えた瞬間がスコレーのはじまりであり、探究が次なる関心へと移っていったときにはそれまでのスコレーを身軽に離れて、次なるスコレーをはじめていく。そのときそのときのスコレーがあるのであって、今日のスコレーが明日もある必要は必ずしもない。 

「この日の学校」ということばには、そんな意味が込められている。 

 この日、この日の学校があるだけであると考えてみると、○○大学に所属していることだとか、○○高校というブランドなどということがいかに無意味であるかということが実感されてくるのではないだろうか。

 毎日、「それでは、この日の学校をはじめます。」そんな号令ではじまる学校があったとしたら、素敵だとは思わないだろうか。> >

    今回も、甲野善紀先生、森田真生先生とも交流があり、甲野先生からは「武における一番の盟友」とも評される、日本韓氏意拳学会会長の光岡英稔先生を迎え、更なる討議、学びの場を提供できる事となりました。(「この日の学校 in 弘前」より転用)